コンビニエンスストアの基礎を学ぶ
「コンビニ」とはどんなお店のことを指すのか?どのような形で運営されているのか?仕事を始める前に最低限知っておきたい知識について解説します。
コンビニの定義
経済産業省の商業統計で「コンビニエンスストア」を以下のように定義しています。
- 食料品を扱っている
- セルフサービス販売方式
- 営業時間が14時間以上である
- 売場面積が30平方メートル以上250平方メートル未満
スーパーマーケットとの違い
スーパーマーケットはコンビニと比べると、売場面積が広さ、商品の低価格販売、食料品を中心にした品揃え、といった特徴があります。
フランチャイズチェーンとは
全国のコンビニのほとんどがフランチャイズチェーンという仕組みで展開しています。
フランチャイズチェーンとは、本部と加盟店とが一対一の契約を交わしてチェーン化していくことをいいます。加盟店は本部から営業権や販売のノウハウ、指導や援助などのアフターサービスを受ける代わりに、本部に対して利益の数パーセントをロイヤリティとして支払います。
以前は、ボランタリーチェーンという形態のコンビニもありましたが、現在ではほとんどのお店がフランチャイズチェーンとなっています。
チェーン展開の様々な形態
全国各地に展開するチェーン店もあれば、地域限定で展開するチェーン店もあります。
全国規模で展開
全国規模で展開しているコンビニチェーンとして、セブンイレブン、ローソン、ファミリーマート、サークルKサンクス、ミニストップなどが挙げられます。
ローソンとファミリーマートのみが、全国47都道府県全てに出店しています。店舗数では最大数を誇るセブンイレブンは、青森県・秋田県・北陸・山陰・四国・鹿児島県・沖縄県で未出店となっています。
地域限定で展開
地域を限定して展開しているチェーン店もあります。
北海道を中心に展開するセイコーマート、関東地方中心のスリーエフ、新鮮組、SHOP99、中部地方中心のタイムリー、九州地方中心のエブリワンなどが挙げられます。
駅構内・駅周辺で展開
駅の構内やその周辺に展開するチェーン店として、JR東日本のNEWDAYS、JR西日本のハートイン、小田急のOdakyu MART、京急のKEIKYU SHOPなどがあります。